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手帳

執筆者の写真: いわさききょうこ
いわさききょうこ
2020年4月29日
読了時間: 1分

父の

お墓参りに行ってきました。


今日は月命日&

両親の結婚記念日(40年)でした。


お墓のまわりを

ちょうちょがひらひら飛んでいました。


今

どのあたりにいるのかな。


世界でコロナが流行って

君の楽しみにしていたオリンピックは

延期になったよ。

みんなとにかく大変だよ。


変わってしまうね。

君の知ってるあの世界から

どんどん変わっていってしまうね。


一夜眠るごとに

君の気配は鮮やかさを失って

なんかもう

水彩画のようになってしまった。

とても優しく美しいけれど

もう僕には手を出せない

寂しいよ。


——


と

こんな日は


こっそりもらった

父の最後の手帳に触れてみる。


日記的な要素は一切なく

仕事と私のツアーやライブのスケジュールだけで

真っ黒になってる手帳。

ちょっと前まで

そこにあった現実。


ずしんと心臓がなる。


これに触れるたびにね


今やれることを淡々とやるんだと


そんなふうに

思えるんだよ





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